California Drivers Handbook



健康と安全
        ― Health and Safety ―

どのようにして危険性の高い運転者を知らせるか
        ― How to Refer an Unsafe Driver


    
    もしあなたが安全運転が出来なくなった家族の一員
【family member】、友達 【friend】、その他の人 【other person】 の安全を思うならば、あなたの地方の運転者安全事務所 【local Driver Safety Office】、または下記の住所に知らせてください。 その人の免許証にある名前、生年月日、免許証番号、現住所を書き、この人が安全運転者でない 【unsafe driver】 と信じるようになった事情を説明してください。 この手紙にはサインが必要です。 しかし、あなたの名前は極秘にするように要請することが出来ます【you may request that your name be kept confidential】

    手紙の宛先は 【Mail your letter to:】

Department of Motor Vehicles
Driver Safety Actions Unit M/S J234
P.O. Box 942890
Sacramento, CA 94290-0001


    DMVはその人を再試験
【reexamination】 のために連絡し、必要ならばその人が運転するのに安全かどうかを決める運転テストをします。 そして制限された免許証が発行されるかもしれません。 ただ本人の安全ばかりではなく、道路交通の場にいる人々の安全のためにも、安全処置としてその人の運転の特権を取り消すことが出来ます。




視力
        ― Vision


    良い視力
【good vision】 は運転に必要です。 ハンドルを握って何をするかは、何が見えるかに基づきます。 はっきりと見えなければ距離 【distances】 や問題場所 【spot trouble】 の判断が出来ず、それに対して何も出来ません。 “視界の隅 【out of the corner of your eye】” も見える必要があります。 これはあなたの目は正面を見ていても、あなたの車のどちら側から車が近付いてくるのを見えるようになるためです。

    はっきり見えても距離を判断出来ない場合があります。 距離感はどのくらい他の車を離れているかを知るのに大切です。 多くの人々は昼は良く見えるけれど、夜になると見辛くなります。 ある人は薄明かりで見るのが難しく、他の人はヘッドライトのまぶしい電光が問題となります。
    一年か二年毎に目を調べてもらうことが大切です。 周囲に対する視力が弱かったり、距離感が弱いことは、目の検査をしてもらわなくては判りません。

    もしあなたが眼鏡や矯正されたコンタクトレンズをして運転するように要求されていながらこの規約に違反すると、DMVはあなたの免許証の停止、または取り消しをします。




聴力
        ― Hearing ―


    聴力
【Hearing】 は運転のためには多くの人たちが考えているよりさらに重要なのです。 警笛の音 【horns】、サイレン 【siren】、タイヤを擦る音 【screeching tires】 などを聞いて危険の警告を予知し、ある時は死角 【blind spot】 に入って見えない車の音も聞くことが出来ます。

    聴力が良くても、ラジオやCD、テープの音が大きいと聞こえにくくなります。 音楽やラジオを聴いているときは音量を下げ、少なくとも一つの窓を少しだけ開けておくこと。
    頭にかける受信機
【headset】、イヤーホーン 【earplugs】 は運転しているときには使用してはいけません。 法律違反です。

    聴力の問題は悪い視力と同じで、少しづつ悪くなるので気が付きません。 自分が聾か聴力の問題を持っていることを知っている運転者は調整できます。 かれらはもっと見る習慣に頼るようになります。 車体の右側に付けられたバックミラーは便利です。




機敏さ
        ― Alertness


    疲れると機敏さが鈍ります。 人は自然に夜には眠くなり、特に深夜以降は運転者の機敏性は鈍ります。 危険をいち早く見ることが出来ず、反応も鈍くなり、衝突を起こす可能性が高くなります、 眠いときの唯一の安全方法は車を運転せずに、道の車線から離れて少し眠ることです。 そうしないとあなたの生命ばかりでなく他の人の生命をも危険にさらします。

    長い旅で疲れないようにするには:

    ● 出発する前には十分に休みを取る。 少なくとも普通の睡眠時間を取りましょう。
【at least a normal night’s sleep】

    ● 眠気を誘う薬は出発前夜でも飲んではいけません。
【Don’t take any drugs that can make you drowsy】

    ● 長時間にわたり運転をしてはいけません。
【Don’t drive long hours】 疲れて眠いときに運転をし続けるのは危険です。 常識的に一日、300から400マイル走行という限界を決めておくこと。 目的地に着いて眠ってしまうのであれば、 “直行する” 運転の利点はどこにあるのでしょうか。

    ● 夜遅くまで運転しないようにすること。
【not to drive late at night】 あなたの体は夜には眠る習慣になっています。

    ● たとえ疲れていなくても、定期的に休息を取るために停車しましょう。
【Take regular rest stops】 一時間毎に他の運転者と運転を代わり、100マイル走行か2時間毎にコーヒーかソフトドリンクを飲むために停車しましょう。

    ● 道の両側を交互に見るようにして目を動かすこと。 そして遠くや近くの物を見たり、左や右の物を見たりする。

    ● ガムをかんだり、ラジオを聴きながら歌う。

    ● 窓を開けて新鮮な空気を顔に当てる

    ● もしいつも疲れていて日中でも頻繁に寝てしまうようであれば、医者に睡眠の障害はなにであるかどうかを診てもらうべきです。




医薬
        ― Medications


    すべての医薬はそれが処方によるものでも一般のものでも潜在的に危険
【potentially dangerous】 でありうることを覚えておくことが大切です。

    一般に売られている頭痛、風邪やアレルギーのための薬は、あなたを眠くさせ運転能力に影響を与えます。 説明書をよく読んで飲む量や薬の副作用を理解して指示に従いましょう。 続けて飲んだらどうなるのか、どんな人が飲んでよく、どんな人は飲んだらいけないのかなどの警告を注意深く読むことです。

    医者からの指示なしには、どんな理由があっても薬を混合して飲んではいけません。 
    誰か他人のために処方された薬は絶対に飲んではいけません。
    薬とアルコールを混ぜてはいけません。 これは処方されている薬でも、一般に売られている薬の場合でも同じです。

    運転をする前に薬を飲まなければならない場合には、医者か薬剤師に薬の影響を聞いておきましょう。
注意: たとえ気分が良く感じても、運転に悪い影響を与えるような副作用が絶対にないとは限りません。
    あなたが摂取する薬の影響を知っておくことは、あなたの責任です。
【It is your responsibility to know the effects of the medications you take】




健康と感情
        ― Health and Emotions


    冷静
【calm】 であるとか、神経質 【nervous】 とか、怒りっぽい 【hot-tempered】 といったあなたの性格は運転の仕方に影響を与えます。 あなたの感情を安全運転 【safe driving】 の妨げにしてはいけません。 安全運転をするために、良い判断 【good judgment】、常識 【common sense】、礼儀 【courtesy】 そしてあなたの出来る安全運転を活用してください。【safe driving rules that you can】

    ある条件、例えば、視力が弱い
【poor vision】 とか、心臓に問題がある 【heart problems】 とか、糖尿病 【diabetes】またはてんかん 【epileps】 などはあなたの運転に影響を与えます。 自分の状態について医者と話し合い、その指示に従いましょう。 安全運転に影響を与えるような症状があなたにあればDMVに知らせておくことです。

    心が乱れていたり、病気のときには運転をしてはいけません。 どんなとき運転出来る状態ではないかを知っておくこと。 同乗者が (かれらの行動と忠告が) どれだけあなたの運転に影響するかも知っておくこと。 “あなたが良い状態” のときには運転に関する友達の忠告が良いか悪いかが簡単にわかりますが、心が乱れていたり病気のときなどには、はっきりと考えられないので、友達の悪い忠告に従うかもしれません。 気持ちが良いと怒っていたり病気のときよりは上手に運転が出来ます。

覚えておく大切な幾つかのポイント

    ● 病気であったり、心が乱れているときには運転をしてはいけません。

    ● 飲酒をしたり、薬を飲んだ後には運転をしてはいけません。

    ● 飲酒をしたり、薬を飲んだ友人の車には同乗してはいけません。

    ● 怒ったり、心配をしているときの感情は不安全な運転となります。 決して怒りを乱暴運転で発散させてはいけません。

    ● 健康が損なわれた状態で運転をすることは違法です。




医者の報告義務とされている患者の身体的、精神的状態
        ― Physical and Mental Conditions Physicians are Required to Report


    健康と安全法規410
【Health and Safety Code Section 103900】 は、医者 【physicians】 や外科医 【surgeons】 に少なくとも14才かそれ以上の患者で、意識がなくなったり、痴呆(精神系の病気) 【dementia (mental disorders) conditions】 の状態を引きを起こす病気を持っていると診断された者すべての名前、生年月日、住所を地方の健康管理局に書面で報告することを義務付けています。
    他の症状でも、法律では要求されていませんが、患者が医療的理由で安全運転が出来ないと信じた場合、医者はその医療的状態を報告することがあります。





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