★ 個人売買での車購入編 ★


ここアメリカでは車の個人売買も盛んに行われています。
必要な知識を身に付け
安全かつ確実に個人売買を完了しましょう。



1:情報収集

自分の欲しい車を探しましょう。手段は色々ありますが、日系スーパーや ビデオ屋の無料掲示板を活用するのも一つの方法です。その他に車の 情報誌“AutoBuys”や “Recycler”などで探すことも出来ます。これらの 情報誌はセブンイレブンなどのコンビニ、もしくは各スーパーで入手 出来ます。毎週木曜日発売です。(1冊 99セント)


2:日時の決定

車を見せてもらう日時を決めましょう。この場合はなるべく明るいうちに 予約をしましょう。暗いとまず車がよく見えない。買ってしまってから “外装のペイントが違う”なんてこともありますよ!


3:車の確認、そして試乗

車の確認
あなたが車についての知識があれば問題ないとは思いますが、そうでない 人がほとんど。でも、個人売買で安く済まそうというのが一番の目的なの ですから、ある程度のことはしょうがないとして。自分で出来る限りの チェックはしましょう。外見、内装、オイル漏れ、タイヤなどなど...


                    ★注意★
      個人売買のお手伝い”ということで幾らかのお金を買い手から摂取して、 車を見に行くということを耳にします。が、例え車を購入出来たとしても その車が良いかどうかは別。そんなことに時間とお金を費やすならば可能なら 近くの修理工場で購入前の“セーフティチェック”をしてもらいましょう。 もちろんお金はかかりますが、車に関しての的確なアドバイスをしてくれる はずです。もちろんこの場合には売り手の同意が必要となります。

車の試乗
必ず試乗しましょう。そして、フリーウェイ走行を行いましょう。ここ ロサンジェルスでは毎日のように高速道路は運転するはずです。 高速運転 の時に車の状態もわかることが多々ありますので... さらに、恥ずかしが らずにその車についての、状態、過去のメインテナンス状況をくわしく 尋ねましょう。

4:書類の確認

Certificate of Title(ピンクスリップ)と Registration Card(登録書) そして、相手の免許証の確認をしましょう。注意する点は書類に “Salvage”(サルベージ)ということが記載されていないかという点です。 この“Salvage”という意味は“再製品”“廃品”ということですから、車として の“価値”が無くなってしまったその車を復活させたということになります。 ですから、過去に“大事故”をした可能性は高いです。事故だけでなく “盗難”による“Salvage”も付く場合もありますが、ほとんどの場合“ 事故”によることが多いようです。もちろん“車としての価値が無い”と ことですから、 車両保険への加入も拒否されます。まず、“Salvage” 付きの車は避けた方が無難でしょう。それでも、市場価格より全然安く、 走行にも問題がない、車に関しての全責任を負えるということであれば 購入は“あなた次第”になります。



                 ★注意★

      念願の車を個人売買で購入したAさん。修理工場でメインテナンスを 頼んだついでに“この車を個人売買で購入したのですが、事故車ですか?” と何気なく質問すると、“事故車ですよ!”とあっさり言われた。さらに 書類を確認すると“Salvage”と記載されているではありませんか。この 時初めて“Salvage”の意味を知ったAさん。でも“時すでに遅し” その車はちゃんとAさんの所有者になっているのですから。これから Aさんは辛抱強くその車と付き合うことになります。
5:その他の確認点

登録者と売り手が同一人物であるかどうか? 車の登録は有効期限内である かどうか?カリフォルニア州の車かどうか?Smog Checkは検査済みか どうか? 登録者と売り手が同一人物であるというのは基本中の基本であるが、 車の登録が有効期限内というのは、もし、登録が切れているのであれば その分のペナルティー(罰金)を清算しないと登録は出来ません。次に、 カリフォルニア州の車というのは売買に関しては書類さえきちんとすれば 同じ車なのですから問題はないのですが、他州の車を登録する場合には 登録料の他に $300 ほどチャージされます。この事をお忘れなく。最後に Smog Checkは検査済みかどうか?ということですか、カリフォルニア州は 全米きっての排ガスには厳しい州です。75年以降の車であればどのような 車でもオーナーが変更になるとSmog Checkを要求されます。もし、 そのSmog 検査にパスしないとその費用は結構かかります。きちんと確認 しましょう。“Smog Check にパスしない車なんて売買出来ませんよ” ということです。

6:交渉成立

車の確認、金額すべてに納得した上での購入です。後は買い手である あなたの名義にするだけです。早速 DMVに行きましょう。車の購入日 から10日以内に名義変更続きを完了しなければなりません。“売り手” と“買い手”の二人でDMVへ行くことを強く薦めます。

                    ☆ 名義変更での必要項目 ☆
      * Certificate of Title : (ピンクスリップ、所有権証明書)
      売り手と買い手で必要事項を記入
      * Odometer Disclosure Statement :(走行距離証明書)
      ピンクスリップに記入欄があれば必要ないが、売買の証明にもなるので あった方が無難
      * Bill of Sales :(売買金額証明書)
      これもあった方が無難。売買金額の証明になる。
      * Smog Check : (排ガスチェック)
      売り手がおこなうこと。“スモッグチェックにパスしない車なんて売れま せんよ”ということ。このスモッグチェックにパスしないと名義変更は 完了しません。

      ※ 5月1日98年より全ての書類は統一した形に なりました。上記の Odometer Disclosure Statement, Bill of Sales, が統一されて“VEHICLE TRANSFER FORM”、これらの書類は最寄りの DMVで入手出来ます。(書式262)
7:登録料と売上税の支払い

車の購入金額に対して、DMVがその登録料と売り上げ税を徴収します。

8:売買完了

このあと、一切のトラブルは売り手にはなく買い手のあなたになります。 自分の車という自覚を持って大切に乗りましょう!


個人売買でのメリットは“安く購入出来るから”ということになりますから 買い価格が高いとメリットがなくなります。購入後には何らかの修理、出費 が必要になることをを念頭において交渉してください。そして、購入後 には必ず修理工場でメンテナンスを頼みましょう。これからお世話になる 車ですから、それくらい頼んでも損はしないと思います。


      D.M.V (Department of Motor Vehicles)
      Santa Monica Office
      2235 Colorado Ave., Santa Monica, CA 90404
      Information: (310)271-4585
      Appointment: (310)453-5513

      For more information : http://www.dmv.ca.gov.com

 

 
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